失敗を恐れず取り組むプラス思考を

工藤 渉 WATARU KUDO

1997年度 東京誠心調理師専門学校卒業

カプリチョーザ トマト&ガーリック ラゾーナ川崎店 調理長

渋谷店に勤務した後、新たに開店した江の島店を経て、横浜元町店で調理長に。ファミリーブランド「カプリカフェ」六本木ヒルズ店や「カプリチョーザ トマト&ガーリック」横須賀モアーズ店といった新業態の店舗オープンにも関わる。

社員食堂を自営していた母親の手伝いを通して、料理の道を志すように。調理師の資格取得のため東京誠心へ入学。「(当時)専門課程はなくて、料理全般を3年制で勉強しました。学校では技能テストがあって、練習したことが自分の思った通りにできるか、できなかったら次はどうすればいいのかということを学生時代に身に付けました」と工藤さん。

卒業後はWDI JAPAN に入社しカプリチョーザに配属。「取りあえずやってみようという軽い気持ちからスタート。1年、2年、3年と年数を重ねるごとに任される仕事が増え、自分自身の成長を感じ楽しくなりました」と言う。現在は調理長として、新規メニューの開発にも携わる。「常にお客様のニーズや流行にアンテナを張っています。新業態メニューは新しい要素を入れる必要がありますが、その一方でショッピングモールの客層をターゲットとして考えると、エッジの効きすぎた案は採用されなかったり(笑)、その微妙なバランスが難しく商品開発は本当に頭を悩ませますね」と苦労話も。

若手の育成に関しては、「壁にぶつかることも多いけれど乗り越えて頑張ってほしいですね。自分も失敗を繰り返し、今があると実感しています。以前、韓国に出店する際にトレーナーを任されました。言葉がわからない中で最初は戸惑いましたが、料理をしている同志なら言葉が通じなくても伝わるし、何より想いが大切だと感じました。若い子が同じように、いろんな壁を乗り越え活躍してくれたら嬉しいです」という温かい言葉が印象的だった。

カプリチョーザ トマト&ガーリック ラゾーナ川崎店

「カプリチョーザ」の味わいはそのままに、オリジナルメニューを提供。甘味と酸味のバランスが良いイタリア産のトマトと、旨味と香りの強いニンニクを使ったスパゲティーが人気。

住所 〒212-8576 神奈川県川崎市幸区堀川町72-1 ラゾーナ川崎プラザ4F 地図
電話番号 044-874-8417
営業時間 11:00 ~ 23:00(L.O.22:00)
定休日 不定休(ビル定休日に準ずる)
URL http://capricciosa.com

ファミリーブランドである「カプリチョーザ トマト&ガーリック」は、ピッツァ、前菜や サラダ、ライスメニュー、デザートも充実 している。

季節ごとにより専門性に富んだメニューをシェフが開発し商品展開する。